虚無潰しブログ

なんとなく考えてみたいことを書いてます。

映画「ファウンド」面白かったのでお兄ちゃんについて考察してみた。

まず思い付いた感想が「こんな狂ってる映画があるのか」でした。

FOUND ファウンド(字幕版)

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  • 発売日: 2019/08/01
  • メディア: Prime Video
狂ってる映画と言えば少し前に話題になっていた「ミッドサマー」なんかよく聞きますけど、彼らはそういう民族だからってことで納得がいきます。しかしこの映画に出てくるお兄ちゃんはガチの狂人でした。

ただ弟を通してどうやって狂人が生まれたのか分かる気がします。これは完全に僕の妄想ですが、お兄ちゃんも弟と同じで学校で馴染めずいじめられていたのでは無いでしょうか。そして何かのきっかけで反撃し、「自分にとっての邪魔者」を暴力によって除去する快感にだんだんと浸ってしまったのでは無いでしょうか。アニメや映画を見ていても悪役が主人公に力でコテンパンにされるのは見ていて気持ちが良いものです。作中でも弟が初めていじめっ子に反撃した際、後悔する素振りを見せていません。それを知った兄はやっと理解者が現れたと思ったのでしょう。もう自分にとって弟にとって邪魔者でしかない両親を殺害しました。しかし弟はまだいじめっ子を殴った程度でお兄ちゃんの「狂人領域」には達していなかったため邪魔者ではあるものの両親を殺すことには賛成できなかったのでしょう。そしてお兄ちゃんのその狂人的な殺害方法はやはりホラー映画から来ているのではないでしょうか。ホラー映画の殺人鬼は過去に辛い経験をしている人物が多々いる気がします。
そういうところを自分に重ねて、ホラー映画を殺人鬼視点で観ていたのかもしれないです。
以上映画「ファウンド」のお兄ちゃんの生い立ちについて考察してみました!